2限目 がんの算数 数字が教えてくれるがんのこと

「がんの算数」ではがんに関する数字を学びます。
ビクッとする数字やそうなんだ~と思う数字など、数字から見るがんは
少しリアルだけど、数字が
私たちに教えてくれる大切な
ヒントです。

がんんい関する123

1

日本人の死亡原因
1

がんは1981年から連続で日本人の死亡原因第1位となっています。

2

2人に1人が
がんになる

生涯にがんになる確率は、
男性65.5%女性50.2%
2人に1人ががんになる可能性が
あります。

3

3人に1人ががんで
亡くなる

(出典:厚生労働省 人口動態統計)

1年間で100万人超え

なるほど

2020年における「がん 罹患 りかん 数」の推計値では、日本国内で1,009,800人もの人ががんと診断されたと推計されます。

(出典:国立がん研究センター がん情報サービス「がん登録・統計」)

部位別がん罹患数の推移(男性)[全年齢 複数年]
部位別がん罹患数の推移(女性)[全年齢 複数年]

(出典:国立がん研究センター がん情報サービス「がん登録・統計」)

がん罹患数とは

新たにがんと
診断された数のこと

※日本では罹患データは4~5年遅れで公表されるため、タイムラグのない罹患数を統計学的に補正して算出し、
「推計値」として国立がん研究センターが公表している。

9人に1人の確率

最新の統計によると、罹患数がもっとも多いがんは、男性が『前立腺がん』、女性が『乳がん』です。
一生のうちに男性が前立腺がんにかかる確率は9人に1人、女性が乳がんにかかる確率は9人に1人 と算出されています。

(出典: 国立がん研究センター がん情報サービス「累積がん罹患リスク(2019年データに基づく)」)

64.1%のいいニュース

治療などが進歩してきた今は、がんの「6割以上が治る時代」です。がんと診断された患者さんの治療効果の目安となる「5年生存率」は年々上昇傾向にあり、64.1%まで向上しています。

(出典:国立がん研究センター がん情報サービス「がん登録・統計」)

こんなにも違う 10年生存率

なっとく!

乳がん

Ⅰ期で見つけると99.1%、でもⅣ期で見つかると16.0%

大腸がん

Ⅰ期で見つけると93.6%、でもⅣ期で見つかると11.6%

胃がん

Ⅰ期で見つけると90.9%、でもⅣ期で見つかると6.9%

*Ⅰ期からⅣ期の病期はがんの進行の状態を知るための目安。ステージともいう。大きさ、周辺に転移があるか、別の臓器への転移があるかなどによって決まる。数字が少ないほど、がんが小さく留まっている状態。
(出典:国立がん研究センター がん情報サービス「がん登録・統計」)

主ながんの進行度別10年生存率

胃がん、大腸がん、肺がん(非小細肺胞がん、乳がん(女性)、子宮頸がん|) (出典:国立がん研究センター がん情報サービス「がん登録・統計」)

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私たちの生活に欠かせない存在となったテクノロジー。それはがん医療でも同じです。
人工知能(AI)やICT技術(情報技術)は医療の世界でも応用され、技術開発が進んでいます。

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