2限目 がんの算数 数字が教えてくれるがんのこと

「がんの算数」ではがんに関する数字を学びます。
ビクッとする数字やそうなんだ~と思う数字など、数字から見るがんは
少しリアルだけど、数字が
私たちに教えてくれる大切な
ヒントです。

数字からわかる!がんは身近な病気

日本人の死亡原因第1位、生涯でがんになる人 2人に1人、がんで死亡するリスク 男性の4人に1人、がんで死亡するリスク 女性の6人に1人

(出典:国立がん研究センター がん情報サービス)

1年間でおよそ100万人

なるほど

2023年における「がん 罹患 りかん 数」の推計値では、日本国内で1,033,800人もの人ががんと診断されたと推計されます。

(出典:国立がん研究センター がん情報サービス がん罹患数予測(2023))

部位別がん罹患数の推移(男性)[全年齢 複数年]
部位別がん罹患数の推移(女性)[全年齢 複数年]

(出典:国立がん研究センター がん情報サービス「がんの統計2024」)

がん罹患数とは

新たにがんと
診断された数のこと

※日本では罹患データは4~5年遅れで公表されるため、タイムラグのない罹患数を統計学的に補正して算出し、
「推計値」として国立がん研究センターが公表している。

9人に1人の確率

女性が生涯で乳がんになる確率は9人に1人と考えられています。
乳がんになる人は増えているので、女性は特に注意が必要です。

(出典:国立がん研究センター がん情報サービス)

64.1%のいいニュース

治療などが進歩してきた今は、がんの「6割以上が治る時代」です。がんと診断された患者さんの治療効果の目安となる「5年生存率(5年相対生存率)」は年々上昇傾向にあり、64.1%まで向上しています。

(出典:国立がん研究センター がん情報サービス)

こんなにも違う 10年生存率

なっとく!

乳がん

Ⅰ期で見つけると94.1%、でもⅣ期で見つかると16.9%

大腸がん

Ⅰ期で見つけると80.4%、でもⅣ期で見つかると11.1%

胃がん

Ⅰ期で見つけると77.6%、でもⅣ期で見つかると5.9%

(出典:国立がん研究センター がん情報サービス)

*Ⅰ期からⅣ期の病期はがんの進行の状態を知るための目安。ステージともいう。大きさ、周辺に転移があるか、別の臓器への転移があるかなどによって決まる。数字が少ないほど、がんが小さく留まっている状態。
(出典:国立がん研究センター がん情報サービス「がん登録・統計」)

主ながんの進行度別10年生存率

胃がん、大腸がん、肺がん(非小細肺胞がん、乳がん(女性)、子宮頸がん|) (出典:国立がん研究センター がん情報サービス「がん登録・統計」)

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「がんの理科」では、がんの医療技術を取り上げます。
近年、さまざまな医療技術の開発が、身体の負担をなるべく減らしたがん治療を可能にしています。
また、医療技術は、がん治療がもたらす精神的な苦痛を和らげることにも貢献しています。
いま、がんと診断されたらどのような治療がおこなわれるのでしょうか?

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